FC2ブログ
大人になるって、ずっと遠いものだと思った。
  • 12«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »02
| Login |
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2011年08月24日 (水) | 編集 |
「おいおい、外務省って……。」
これには驚愕した。一端の高校生には、有り得ないことだから、経験なんて勿論ない。
 あったとしても地球外生命体という概念を素直に認められる奴がこの地球上に何人いるのだろうか。
 まあいたとするならば、友達にはなれそうだが。
「しかし、しかし、有り得ないだろうこれは……。」
ぶつぶつと小言をもらしながら、髪を何度も掻きむしった。
その仕種のせいだろうか、女性は手紙を読み終えたと判断し、軽く僕に微笑んだ。
 それは信じて頂けましたかと言わんばかりで、僕はまた嫌気がさした。
 頭の中は、反時計回りにぐるぐると逸物の不安が循環した。

 そのせいだろうか、突然、激しい頭痛と吐気が僕を襲った。

 初めは、酔ってしまったんだと思ったのだが、だんだんと色覚が鈍くなり、辺りが黄色く薄れていく、
窓に建ち並ぶビルなんかは、既に視界に入らなくなっていったのだが、ふと見れば違う意味で見えなくなっていた。
 終いには聴覚も鈍感になって、意識もなくなってきた。さすがにおかしいと思い、車の窓硝子に額をつけてはみたが何の効果もない。
 仕方なく僕は、女性に状況を説明したのだが、女性は
「そうですか」
と冷徹に答え何の対応もしてはくれなかった。
 怒りを呈したところで何の解決にもならないと感じ、僕は眠ることにした。
 話しは変わるが、朦朧とする意識内でも僕を苦難させていたものは、逸物の不安と、選ばれてよかったという安心感、そして、彼女等への怒りだった。



彼らが車上で手紙を読んでいるだろう頃、私は決断を迫られていた。

「ですから、我々全体の力が必要なのです。お手元の資料をご覧下さい。記載してあるデータの通り、多少の破損があるものの情報操作は地球人類では不可能だと推測できます。
仮にこれが間違いだとしても、最悪の事態を避けるべきだと思慮します。よって、然るべき対応をとるべきです」
 
私は、この発言を嘲笑うかのような静けさが嫌だった。
どこを向いても蔑んだ目や、視線を合わそうとしない冷たい真冬の寒さが嫌だった。

 しかし、それでも僅かばかり賛同する者がいるらしく、それが唯一の救いではあった。敵は全てでないといった安心感は、冷えきった私を暖かく迎えてくれた。

 突然、一人の男が立ち上がり拍手をしだした。一面の視線はその男に向けられ、どよめきがわき静けさを一蹴した。
私もこのような公の賛同を得られるとは予定外であったから驚愕した。
 私自身この非化学的な話を完全に信じている訳ではない。証拠となりえる資料を見てもなにかの間違いだと今でも思うぐらいである。
 外務省長官でなかったのなら、賛同の少数派になれただろうか……。
 しかし、よく考えて見れば賛同の拍手にしてはテンポがゆったりしているのはおかしい。 
どちらかといえば、私を蔑んだ感情の表れではないだろうか。
 一度そんなことを考えてしまった私はこの男に異様な怒りを覚え、冷徹な眼で見始めた。
 すると男は、拍手を止め口を開いた。
「さすがは、長官、すばらしいお考えですね。地球外生命体について議会案を出すなんて本当にすばらしい。ですが、ここは予算やら、景気回復やらについて思案する場所であり、
こんなつまらないよた話を語る場所ではないことをご存じですよね。皆さんはどうお思いですか?時間の無駄だと思いませんか?」

 正直な話こうなることは、わかったいた。
 現在の景気を考えれば、こんな非科学的な話に時間を掛ける余裕などないこともわかっていた。

 しかし、しかしそれでも私は、最悪の事態を避けたいだけだ。
 
私は、やたら激しい効果音を背に潔く退出した。






私は個室で公務をこなしながら、彼らを待っていた。
勿論、議員やらエリート官僚やらの枠組みの奴等のことではない。
 かといって一般的遺伝子をもった大多数の人々という枠組みでもない。彼らを枠でくくるとするならば
「変異遺伝子」または「ミュータント」とでも言おうか、そんな名称の彼らを待っていた。

 何故私が彼らを待ち望んでいるのかと言えば、簡単なことだ。

 そのすばらしい能力を利用するため……。聞こえは悪いが結果的にはそういうことになる。

 場合によっては個々の能力を開花させる訳だから、喜ばれるかもしれない。
随分楽観的だが、そう思っておこう。

しかし、利用するにも問題がいくつかある。
その一つに彼らのほとんどが能力に気付いていないということがあげられる。まあそれは我々(人間)にとって好都合でもあるのだが……、今はその能力が必要な時なのだ。
「しかたない、しかたないのだよ。そうしなければ……、」

「終わりだ」

社会的、道徳的な甘ちょっろい綺麗ごとに時間を割いている余裕なぞ欠片もない、いや倫理やら道徳やらが悪いという訳では決してない。

 私が言いたいのは、それらに縛られてしまって、すべきことをし損ねてしまっては本末転倒ではないか。私は国民の為ならば、悪魔とも契約を交わそう……。

 

それから数時間経ったのだがなんの連絡もない。必ず連絡するよういったのだが、私の携帯も個室の受話器も音信不通だ。
 暫くは落ち着きながら公務をまっとうしていたのだが、秒針が回るにつれて居た堪らなくなった。
 それでも公務はまっとうすべきものだし、国民の期待を裏切る訳にはいかない、脳内から軽く焦燥を排除して仕事を続けた。
 時計の音も静かに流れ、私の体内時計も落ち着きを取り戻す。幾枚もの書類に目を通した。
ふと気付けば日はどっぷりと沈みこんでいた。
「おや、もうそんな時間か」

「失礼します」
突然、部屋の外から待ち望んでいた声が私に届いた。
「入ってくれ」
「遅くなりました」
その声の主は、やはり私の部下であった。それも信頼を置いている第一秘書の美薗君である。
「君か……、でどうだった? 」
「はい、作戦通りにいきました」
「そうか」
私はあらくなった呼吸を整え
「それで彼は?」
と疑問を投げた。
「はい、彼はこの部屋の外に」
そして、美薗君は、何の迷いもなく
「入っていただけるかしら」
ここで終わってました。うーんかけるきがしない

でもラストとかも覚えてるしかけるかもな

やる気があれば
関連記事
スポンサーサイト
テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。